唾液の分泌と口臭には、非常に密接な関係があります。口臭の原因のほとんどが、細菌による虫歯や炎症、腐敗などが原因ということは、ある程度ご存じかと思いますが、細菌の量や、繁殖活動を抑制する昨日を持っているのが唾液であり、唾液には、口の中を殺菌してしまう自浄作用があることで知られています。唾液中にも細菌は存在しますが、唾液の分泌量が減少したり、無くなったりすると、あっという間に口の中にあった細菌が増殖し、口臭の原因となってしまうのです。
口臭予防には唾液の量をコントロールする工夫が必要となります。また、唾液の量が減る時、増える時などを知ることでも口臭予防の大きな助けになることを知りましょう。
では、唾液の量が減る時とは、どんな場合なのでしょうか?それは、時間軸によるものと、様々なシチュエーションによるものがあります。例えば、早朝は、最も生理的口臭がきつい時間帯と言われます。それは、就寝してから起きるまでの約8時間が1日の中で最も口の中が乾きやすく、細菌が繁殖しやすいからなのです。だいたい唾液1olあたり1億個の細菌が存在すると言われるくらいですから、夜の繁殖活動というのは非常に激しいと容易に想像がつくはずです。また、人は緊張した時に唾液の量が減ります。この様々なケースに対応していく応用力が必要となりますが、知っておくことで、自分にあった口臭予防を準備できるメリットもあります。
唾液をコントロールするには、もちろん飲食物による方法が最も適切です。例えば、ティータイムを摂る、間食を意識して摂る、ガムを噛むなど、唾液が出てくることは全て口臭予防に繋がるのです。間食を摂るとありますが、昔から3時のおやつ(お茶の時間)とは、単に空腹を解消するだけでなく、口臭予防の意味合いもあったのです。ガムについても、キシリトール、フラボノイドなどが配合されたものがありますので、一時的には立派な口臭予防となるでしょう。
しかし、忘れてはならないのが、それら全ては一時的なものだということです。口臭は、細菌の除去、虫歯予防、歯周病の予防が基本ですので、夜間の細菌の数を減らすよう就寝直前にもう一度歯を磨くなどの努力が必要です。また、ちょっとしたことですが、食事の際に、とにかく「よく噛む」クセをつけると唾液の分泌が活発化します。
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